定額残業代でストレス減る?デメリットが過労死は嘘との実例や意見も!

定額残業代について色々議論が巻き起こってますが、
そう言えば僕が前に勤めていた会社でも数年はこの定額残業代が導入されてたな~とか思い出しました。
当時はみなし残業代って言ってましたが、今は定額残業代っていうんですね。
で、思い返すと自分は結構この恩恵受けていたし、
故に結構働きやすかったんだよな~と思うとこがあるんで、
定額残業代でストレスも減って、むしろデメリットが過労死と言われてる逆だった例
として書いておこうかなと思います。
ま、あくまである個人の一例であって、
どの会社も、誰にでもと言ったことはないと思いますが。
僕が働いてた会社での定額残業代制度
まず自分の場合の給与体系ですが、
と言っても定額残業代が使われてたのは、かれこれ10~8年前くらいの事になっちゃうんですが^^;
工業機械のメンテナンスをやってまして、
要は外回りだし、急な修理だったり、渋滞だったり、修理となったら客先の就業に合わせたりと、
定時って概念が当てはまり難い部署だったんで、定額残業代が使われるのも納得ではあります。
定額残業代適応の時間や金額
で、確か毎日平均して2時間の残業って計算の元、
金額がいくらだったかな、確か7万円/月だったと思うんですが、
多分その会社は上手くこの制度で回ってたんだと思います。
というのも、みんな得するために、さっさと帰るのが普通だったので。
とは言え、毎日早帰り出来るわけでは当然無く、
急な案件とかがあったりすると、それこそ日付が変わるまで帰れなかったりというのもありましたが、
なんだかんだ月で見たら、妥当な額だったと思ってましたよ。
長時間残業があっても
で、月によっては今思えば結構な残業時間になったこともあるんですが、
実はその後、定額残業代が廃止になってから気づいたんですが、
金額以上にもメリット受けていたようで、
残業申請不要
これがマジで大きかった。
定額残業代が廃止になったら・・・
で、僕が入社して1年ちょいで労基に目を付けられたらしく、
この定額残業代が廃止になったのですよ。
当時の名目は、今と同じく長時間残業の温床になるから、と。
で、そもそも早帰りさせるためのルールとして結構上手く回ってたもんで、
これが廃止になると、会社を挙げて
- 残業は悪!
- 残業=能力不足!
こんな風潮になっていったわけで、まぁ正しいっちゃ正しいんですが、
先に挙げた理由でどうしたって残業になる日もあるわけですが、
その際には、キチッと残業申請を出して承認されないと残業させてくれない・・・
でしかも、基本的に許されてる持ち時間は1日3時間まで、
さらに36協定もあって、月に30時間以内に残業抑えろ!
いや~、ホント働きにくかった><
定時から3時間超えると自動で事務所のブレーカー落ちるって仕組みまで導入されましたし^^;
かと言って家に仕事持ち帰ろうもんなら、社内情報持ち出しってことで始末書行きだったし。
社員間ではむしろ残業=悪では無く、
労基=敵!
って認識でしたねこの頃^^;
ある程度は残業容認してもいいんじゃない?
一応残業少ないと、能力高いという評価なんで、
月給が減る分は賞与で還元されてたんで、まぁ今思うとホントいい会社だよなと思います。
ちなみにこの頃、マイナス残業代ってのはどうか?
と提案したら即却下されたw
マイナス残業代とは?
僕が勝手に考えた制度w
定時(もしくは何らかの基準時間)より早く帰れば帰るだけ手当が付く仕組み。
- 1時間残業が2000円だとしたら、
- 1時間早上がりは1000円ってなくらいの割合で支給。
「マイナス残業代」という名称は上手くないですが^^;
賞与で還元ったって、一時的に月収落ちるんで、
導入直後の生活は結構大変でしたからね。
僕は独り身だったんであんま気にしなかったですが、妻帯者は結構キツそうでしたよ。
コレがあれば僕はめっちゃ働きますよ!
しかも残業減りますよ!
と熱く語ったもんだけど、主任クラスにそんなこと言ったって通るわけがないw
残業したほうがストレス無いケースもあると思う
ただ、そういうことじゃなく、残業してでもこなしちゃった方が楽な場合もあるじゃないですか?
僕の場合、平日はどんだけ働いてもいいから、その分週末はきっちり遊びまくる、
がモットーだったんで、シワ寄せ来ないように残業してでも仕事片付けたいわけですよ。
むしろ週末早帰りの為なら、残業代要らんから働かせろ!とか思ってましたよ。
やりすぎると金曜やること無くなるんで、
むしろ定時という概念が要らんのでは?と金曜はよく思ってましたが。
個人的には時間長かろうとストレス無い方が良いんですが
あと、残業するんでも、自分のペースでやりたいじゃないですか?
定額だった頃は、やってもやんなくても給料変わんないんで、
あんまとやかく言う人もいないんで、休憩しつつとか、談笑しながら出来て、
あの雰囲気結構好きだったんですが、
廃止になってからは、きっちりメリハリ付けて、
- 申請した時間内に集中して終わらせろ!
- 私語の暇あったら手動かせ!
的なお偉いさんの目が光ってるのですよ。
定額残業代が廃止になった結果の悪影響
そんな感じで、な~んか働きにくくなったよな~、と下々の不満が溜まっていって、
ちなみに下々と言っても平~課長くらいは同じ給与体系だったから、
平~課長 VS 統括部長~
ってな構図。
そこで、徐々に出てきた働き方が・・・
夜こっそり事務所行って隠れ残業する、という方法。
ブレーカーは自動で落ちてるんだけど、んなもんブレーカー上げればいい。
ログをいじれば痕跡も残らない。
メンテナンス部隊舐めちゃいけないw
で、しかも残業の申告はしないという。
超過残業すると考課会議でメッチャ吊るし上げられるんだもんよ。
給料出なかろうと黙ってた方がラク、って考えの人が結構多かったです。
定額でもなければ、もはやただの無給残業です。
まぁそっちのが自分的にメリットと思ってやってたんで何も不満はないんですが。
で、こんなのは流石に会社側も気づくんで、
イタチごっこのように色々ルール設けられたりで、
アレコレやってましたが。
残業時間云々より、
残業減らすためのストレスで過労死するわ!!!
と本気で思ってましたよ・・・・。
結果振り返ったら、元の制度のほうが良かったよな~という会社内での共通認識でした。
だってさ、うるさく言う役職の人だって、
いや、気持ちは分かるがそういう決まりだからさ、
俺だってホントはこんなこと言いたか無いのよ。
ってボヤく人もいましたし。
基本的にその会社は、昔は良かったよな~が口癖。
この定額残業代に限らず。
ま、あんま細かいこと書くと怒られそうなんでこの辺にしときます。
あくまでイチ個人の経験談ですけどね
ちなみに、そうこうしてる時期に僕は転職しちゃったんで今どうなってるのか分からないんですが、
※別に会社嫌だったとかではなく家の都合で地元に帰りました。
覚えてる限りでは、定額残業代のほうが結構良いことあったよな~と、
イチ個人の話です。
会社自体も、働く側自体も色んな考えあるんで、
全部一括りに◯◯制度っての導入するってのも無理がある時代なのかな~とか。
僕なんかは、別に毎日6~7時間残業だろうと、きっちり休みあれば問題無しな、
今思えば鬼社員で、
むしろぐっすり寝れるし、忙しい方がさっさと平日終わってくれて良いわ
ってな考えでしたが、
これも、あくまで仕事自体ストレス少なく働けてる環境だったり、
仕事内容とか、年齢とか色んな要因ありますよね。
例えばライン作業で毎日6~7時間残業だとしたら、
流石に過労死が頭に浮かぶかもしれないし、
その働き方を10年20年後も出来てたかと言われると怪しいもんですが、
あんま残業時間だけで考えるのもな~と思うとこ。
僕の場合は、労働時間よりストレスのほうが過労死の原因だなと思います。
ちなみにアレコレ書いたけど、
今は自営業なんで、残業云々は何ら関係がないですw
と言うか逆に僕の今の長時間労働を誰か止めてくれ><
国よ労基よ、我々自営業にも手厚い保障を!
いや、ホントコレ以上の締め付け勘弁してください、ちゃんと税金も収めてますから(泣)