九重親方(千代の富士)の闘病歴。すい臓がん治療と病状の経過など。

今朝方、千代の富士こと九重親方がすい臓がんでお亡くなりになりました。2015年6月にがんの早期発見で手術を受けていたことを、2015年9月頃には発表していましたが。突然の事と感じてしまうのは、恐らく九重親方の持ち前の気力と、ファンの方々への配慮なのだと思います。ニュースではあまり語られていない、九重親方の闘病歴をまとめてみました。

突然の悲報でした・・・。

今朝方、千代の富士こと九重親方がお亡くなりになりました。

死因はすい臓がん、ということです。

 

突然の悲報と受け取る方も多いと思いますが、

2015年6月にがんの早期発見で手術を受けていたことを、

2015年9月頃には発表していました。

 

約1年に渡る闘病生活であったにもかかわらず、

突然の事と感じてしまうのは、恐らく九重親方の持ち前の気力と、

ファンの方々への配慮なのだと思います。

 

闘病生活の中でも、最後の最後まで相撲に関わり続けた、

九重親方の闘病歴をまとめてみました。

 


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2015年6月すい臓がんの発覚

正式な公表は2015年9月となりましたが、

2015年6月に早期のすい臓がんが見つかり手術となりました。

 

5月31日の還暦土俵入りではそんな様子は微塵も感じられませんが、

この2週間後には手術を受けたということです。

心配させないよう配慮したのでしょう、9月までこのことは公表していませんでした。

 

手術後は約1ヶ月の入院治療となり、

7月場所は「内臓疾患」で入院という理由で全休しています。

 

この頃の入院治療で体重が13キロ減ったとのことですが、

早期発見のため命に別状は無いと、ご本人も含め周囲も安心していたようです。

 

なお大酒豪で知られる九重親方ですが、この頃からは体を気遣ってお酒は一滴も口にしていなかったそうです。

 

2015年9月復帰とがん公表

9月秋場所で無事復帰となり、この時に実はすい臓がんで手術を受けていたことを告白。

 

手術後、担当医からも「早期発見だったため命に別条はない」と言われ、本人も「早期発見でよかった!もう健康体だから大丈夫!」と話しており、すっかり完治したものと思ってしまいました。

 

実際にここからしばらくは再発も無く完治したかに見えました。

 

2015年12月末ころ

完治に思われたがんが再発し検査の結果、肺・胃などへの転移が認められます。

すべて取り除くのは難しいと判断され、医師からは抗癌剤治療を勧められるものの、

昨年お亡くなりになった北の湖理事長と同じく放射線治療を選択したそうです。

 

病院は鹿児島県にある「UMSオンコロジークリニック」で、北の湖理事長と同じ病院です。

 

「四次元ピンポイント照射療法」と呼ばれる放射線治療の一種で、

女優の樹木希林さんと同じ治療法だったそうです。



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2016年3月場所。この頃から急激に痩せ始める

この頃にはテレビで解説などにも復帰し、完治に思われましたが、

同時に体重の落ち具合に心配する声も多く上がっていました。

 

この3月場所の解説ではそこまで深刻な病状だということは感じられませんでしたが、

これが九重親方生前の最後の解説となりました。

 

 

2016年7月名古屋場所にて容体急変

4日目から容体が急変したようで、室内に入るなり机に突っ伏し「きついなあ・・・・」と絞りだすようにこぼしたとのことです。

相当辛い状態のはずなのに初日から監査委員室には足を運んでいたとのことで、

相撲に対する深い思いが伺え感服いたします。

 

名古屋場所ははじめから全休という選択肢もあったにも関わらず、

周囲には、

「しんどいけど、闘病に引退はないから」

と伝えていたそうです

 

この名古屋場所4日目の7月13日からは休場し入院となっています。

 

なおこの頃には体重もかなり落ちており、

直前のツイッターからもそのようすが伺えます。


やせ細った、と言うよりスリムでカッコイイ印象だったんですが、

きっとかなり壮絶な闘病生活だったのでしょう・・・。

 

 

2016年7月31日

この日の午後5時11分入院先の東京大学附属病院で、

最後は家族に看取られて苦しむことはなく息を引き取ったと、

娘の梢さんが発表しています。

 

あとがき

僕も昨年同じ病気で義父を亡くしており、

その頃の闘病生活を思うと、壮絶なものだったのではと大変痛み入ります。

 

すい臓がんは自覚症状が出にくい上に進行が早く、がんの中でも非常に厄介だと言われています。

今回早期発見出来たということでしたが、手術にて病巣部を完全切除しても約7割が再発し、

5年後の生存率が5%(がんの中で最下位の確率)と言われています。

 

当初、早期発見で良かったと話しておりましたが、

恐らく医師からこういった説明は受けていたんじゃないかなと思います。

 

そんな中でも最後の最後まで相撲に関わり続けた九重親方に尊敬の念を覚える他ありません。

 

最後になりましたが、

すべての関係者の方にお悔やみ申し上げますと共に、心より九重親方のご冥福をお祈りします。



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